関節リウマチは免疫の異常により発症すると考えられていますが完全な原因は解っていません。
症状としては『手指を中心とする各関節のこわばり』『関節の腫れ・痛み』です。関節リウマチという
名前のとおり、関節を侵す病気で、軟骨・骨に波及し、関節破壊や変形をもたらします。ときにその
症状は全身の多くの関節にまで及びます。放っておくと、関節のみならず肺、心臓、腎臓などの内臓
器にまで炎症が及びます。ですので、早期診断・早期治療が必要です。
関節リウマチの治療を行う場合、まずは薬物療法が基本となります。関節リウマチの薬物治療は時代とともに進歩し、時々刻々変化しております。現在、関節リウマチ診療ガイドラインに準拠して治療が行われており、最近では【生物学的製剤】と呼ばれる注射を中心とした治療も行われます。しかし、重要なのは、患者様ひとりひとりのからだの状態、薬の副作用などを考えて治療を選択する必要があることです。当院では日本リウマチ学会専門医の島屋医師による関節リウマチに対する専門外来を設け、診断・治療を行っております(専門外来:木曜日)。
『これって、腫瘍(できもの)?』~骨軟部腫瘍に対して~
「あれ、なんだろ・・?しこり?」
「レントゲンを撮ってもらったら、骨になんかできていると言われてしまって・・」
「腫瘍(できもの)って、ほっといていいのかしら?病院行くのも怖いし・・・」
このような話をときどき耳にします。確かに、腫瘍は放っておいて大丈夫なものも多いですが、なかには“悪性腫瘍”と診断されるものがあります。“悪性腫瘍”は生命を脅かすこともあり、手術で治療しても生活に大きく支障を来す機能障害を残すこともあります。運動器に発生する腫瘍(骨腫瘍、軟部腫瘍)の診断はときに非常に難しく、整形外科の中でも腫瘍専門の知識のみならず、やはり数多くの治療経験が必要といわれます。
当院では奈良県立医科大学で長年にわたり骨軟部腫瘍の治療を行われてきた三井名誉院長・奈良県立医科大学名誉教授による骨軟部腫瘍に対する専門外来を設け、診断・治療を行っております(専門外来:月曜日)。診断結果によっては、奈良県立医科大学整形外科【骨軟部腫瘍】グループと連携して治療を行います。
CT | X線をいろいろな方向から照射して、結果をコンピューターで解析して、内部を見る検査です。体を輪切りにして骨や骨以外の組織の中を覗くように観察できます。 |
MRI | 強い磁力の中に患部を入れて、組織の磁力の受け方により内部を調べる方法です。骨の検査には役立ちにくいのですが、骨以外の組織をCTより鮮明に映し出すことができます。 |
骨塩定量 | 踵骨の骨塩定量を行います。 |
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【専門分野】 |
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【所属学会・研究会等】 | |
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